大手自動車メーカー
全世界に配布する図面データを一元管理、世界中の生産拠点で活用できるグローバルなデータアクセス環境を長年サポートし続けています。
課題の背景
従来、世界的に活躍する自動車メーカーでは、各国の仕様ごとに設計図面を製作する必要があり、その図面は工場ごとに管理されていました。そのため仕様変更やリコールが発生すると、どの地域にまで影響範囲が及ぶか確認することが難しく、対処方法についても国ごとに異なるため、迅速かつ総合的に対応することができませんでした。
課題に対する施策
ネットワークの発達とともに全世界の図面データを一元的に管理できるシステムの構築が求められるようになりました。
ネクストウェアは、国ごとに異なる仕様で製作される図面データのデータベース統合や、外国語にも対応できるユーザーインターフェースなど、トータル100万ステップのプログラムコードからなるグローバル図面管理システムを開発、現在まで20年以上継続してメンテナンスしています。
現在でこそ高速ネットワーク網や大規模サーバーなどのインフラ環境が整備されていますが、開発当初はデータ通信やサーバの処理機能も乏しく、国内はもとより海外からのスムーズなアクセスの実現に大変苦労しました。
その後の変化
システムのリリースから現在まで続くメンテナンスにより、現在のユーザーは世界25か国・2万人以上になるまでに拡大しました。図面データの検索や更新、設計変更に即時対応できる安全安心なグローバル環境を提供することで、お客様のコスト低減や生産性向上に貢献しています。